the Department of Dermatology at Keio University School of Medicine 

  • Printing

106

Release

2022.12

Our Services

Planning, Art Direction, Graphic Design, Illustration

治験・臨床研究の実施に係るリーフレット、患者向けパンフレットの制作。

Client

Keio University (1)
慶應義塾大学医学部

慶應義塾大学医学部 皮膚科学教室

慶應義塾大学医学部 皮膚科学教室にご依頼をいただき、治験・臨床研究の実施に係る告知ポスター、リーフレット、患者向けパンフレットの制作をお手伝いさせていただきました。

ポスター、リーフレットは希少がんの新規治療法開発の告知を目的に、主に医師向けに作成、パンフレットについてはご年配の方を中心とした患者向けに作成させていただきました。

画家である藤川孝之さんのアートワークをメインビジュアルにお借りして、機能的な告知ツールでありながら、どこか控えめな余白を生むようなトーンを醸成しています。

郵便物としても、ポスターとしても利用できるリーフレット

医師向け告知ツールは、折加工を施すと定形郵便物として郵送できるリーフレット、折らないときはポスターとして掲示できる形で提案いたしました。リーフレットとしての印刷物と、ポスターとしての印刷物の2パターン納品いたしました。
また郵送業務もご依頼いただき、館山郵便局から日本全国の医療機関へ8,000通ほど郵送いたしました。第一種定形郵便のイロハを学ぶために館山郵便局に足繁く通い、局員の皆さまにいろいろとご相談に乗っていただきました。その節は誠にありがとうございました。

パンフレットではイラストや非公式スタンプも担当。

患者向けパンフレットでは、担当医師によるレクチャーを受けて内容理解の手助けをいただきました。ご年配の患者向けということで、文字サイズやコントラスト比に気を配りながらのデザインとなりました。表紙や中ページで藤川孝之さんのアートワークに再登場していただきつつ、いくつかのテクニカルイラストレーションを担当いたしました。またリーフレットと共通で使用できる、慶應義塾大学医学部 皮膚科学教室の非公式スタンプも作成し、納品しました。全てのツールでこちらのスタンプを捺しています。

個人的な巡り合わせ

慶應義塾大学病院さんにご依頼をいただく少し前、とある検査でかかりつけ医に「脳に5つ影がある、脳腫瘍かもしれない」と言われて精密検査をする機会がありました。結果的に悪性ではなかったのですが、自分にもこういうことがついに起きるのか、と目が醒めるような出来事でした。
4ヶ月ほどかけて検査をし、「ひとまずは経過観察」との診断をいただいたあとに、このようなお仕事のご依頼をいただき、否が応でも身が入るお仕事になりました。
このたびは貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。